XPSビューアが使いにくい

Microsoftが、PDF対抗として普及させようとしているフォーマットにXPSというのがあるんだけど、.NET Frameworkに付属してくるビューアが使いにくい。機能がどうということではなくて (機能も足りないんだけど)、Mozilla Firefoxを標準ブラウザにしているとこんなことになるというのが問題:

  1. xpsファイルを開いたときに、XPSビューアがFirefoxを起動してくれるんだけども、
  2. Firefoxはそんなフォーマットの表示方法なんて知らんから外部ビューアを起動しようとして、
  3. XPSビューアがさらにFirefoxを呼び出して、
  4. 以下繰り返し。

駄目すぎる。明示的にMSIEを使えよ。XMLベースで「紙文書的」フォーマットを規定しようという発想は、まずまずなんだけどね。

それとは別に、この手のフォーマットとしてはSVG-Printとか活用できないかと思うんだけど、無理かねえ。

リンク: XML Paper Specification: 概要.

HD DVDはなぜ勝てなかったか

いまさら何を書いても後の祭りなんだけど、DVD ForumがHD DVDを勝たせるために必要だった「もしも」を考えてみた。

  1. 規格統一を求めず、ROMだけでも先行して市場に出すべきだった。リードを作ることができれば、対立陣営に付け入らせる隙を作ることもなかった。
  2. 東芝以外のメーカーを取り込むべきだった。HD DVD機器を発売しているのは東芝1社だけなので、消費者にとって選択肢がない状態を作ってしまったのは失敗だろう。
  3. 早期に3層化の道筋をつけるべきだった。最終的に記録密度を上げて51 GBで規格化されたものの、たとえ45 GBであっても早い時期に規格化の方向性があれば、容量が小さいというイメージを与えなかった。
  4. もっとネットワーク機能の活用を進めるべきだった。HD DVDならではの機能としてもっと宣伝すれば、消費者も選択しやすかっただろう。

今から考えると、BDAはどうもDVD Forumをつぶすつもりでいたとしか思えないので、難しかったんでしょうね。身内に敵がいるようなものですから。

mora「音源ご利用ルール変更について」

ニュースで取り上げられたのは見たことないんだけど、moraでの楽曲配信の許諾条件が緩和された模様。これまでiTunesに比べると条件が厳しすぎることが嫌われていたわけだけど、今回の変更でCD-Rに書き込み可能になるなど、同等とは言わないまでもかなり近いところまできた印象を受ける。

相変わらず高いのは高いんだけどね。

リンク: メンテナンスのお知らせ | 【mora[モーラ]】音楽ダウンロード・音楽配信サイト.

これにより、CD-Rへの書き込みによる楽曲のバックアップがほとんどの楽曲で できるようになりました。予期せぬPCトラブルに備えてのCD-Rへの書き込みに よるバックアップをお勧めします。

K10Dの技術受け継ぐデジ一眼「K200D」

昨年K100D Superを発売してから、合併やら何やらで、次の動きが見えなかったペンタックスから新しいデジタル一眼が登場とのこと。

K200DはK100Dの後継モデルではないそうなので、これでこれまでのK100Dのラインはよりエントリー向けに振れるようになったわけだね。新しいエントリーモデル出ないかなあ。

リンク: ITmedia  D LifeStyle:“K100D後継ではなく上位”――K10Dの技術受け継ぐデジ一眼「K200D」.

ワーナー、BD選択の理由

BDはまだ大容量なだけみたいだね。いつになったらHD DVD並になるのやら。

リンク: ITmedia  D LifeStyle:ワーナー、BD選択の理由.

ただし、HD DVDタイトルで積極的に採用していたインタラクティブ機能に関しては慎重な姿勢を崩さない。「BD-Javaはプレーヤーの機種間で非互換が生じる場合があるため、われわれはまだ積極的に採用を進めることができません。今後、BDへの一本化を行う上で、BD-JavaとBD Liveを活用したソフトを開発していくよう、ノウハウを蓄積していきたいと思います」

20XX年、DRMの普及で補償金は廃止

↓消費者としては至極まっとうな意見だよね。補償金を取るなら、補償金を払う限りコピーは自由にしてほしいよ。

リンク: 「20XX年、DRMの普及で補償金は廃止」文化庁がビジョン提示.

椎名氏の発言に対しては、主婦連合会の河村真紀子氏が「なぜ、補償金制度が廃止されると、30条までなくなることになるのか」と反論。「私が描く将来像は、DRMと契約によって、コピーの回数制限や課金方法を選ぶことができ、クリエイターがDRM不要とする著作物は補償金なしで複製できる世界。消費者として百歩譲って、自由な複製ができるならば補償金を支払うという選択肢もあるが、(権利者側は)地上デジタル放送のコピーワンスでも補償金が必要と言うように、1度でも複製ができれば補償金を押しつける。補償金がある上に、私的複製の範囲が狭められるのは納得できない」。