ホームシアター

当家ではヤマハのDP-U50をバーチャルサラウンドプロセッサーに使ってるんだけど、なにぶん発売時期が早いので、デジタル放送のAACに対応してなかったりする。

そんなわけで現状DVD専用ホームシアターと化しているんだけど、いくら何でもそのためだけにいつまでも置いておくのも無駄というか邪魔というか、そんなことを考えてみたわけ。

どうせアンプ内蔵スピーカーを使っているので、テレビ直結ならどうだろうと考えてみたんだけど、テレビ側の音声出力はバーチャルサラウンドが効いてなかった。Ouch.

ということで、DP-U50はまだしばらく現役かもしれない。手持ちのスピーカーが生かせるパワーアンプなしのバーチャルサラウンドプロセッサーなんて、今どき全然製品がないんだものねえ。

補償金問題に物申す

また利権者…もとい権利者団体が吼えてるね。本当にしつこい人たちだな。

まず、ダビング10で遺失利益が増えるからって視聴者もしくはメーカーからむしり取ろうという姿勢がどうかしてるよね。そもそも権利者と契約関係にあるのは放送局であるわけだから、放送局に対して「もっと金よこせ」と言えばいいものなのに。

ダビング10にしても孫コピーができないとかアナログ時代の利便性が失われてるんだからもっと改善してもらわないといけないよね。対価がなければ自由にコピーさせるのがいやだってんなら、特別な電子的なマークを入れたメディアを対価込みで販売してそのメディアには自由にコピーできるようにすればいいだけだし。技術的には十分実現可能なんじゃないの?

リンク: 補償金問題について権利者団体会見。JEITAの対応を批判.

Return of VARDIA

HD DVD撤退により一時先が見えなくなっていたVARDIAがDVDだけになって帰ってきた。

DVDにHD録画するHD Recはさらに強化され、DVDタイトルのダウンロード販売DVD Burningにも対応するなど「最強のHDD+DVDレコーダー」と呼ぶにふさわしいできばえ。これはもう買っちゃうよ!

リンク: 「VARDIA」再始動:東芝、“DVD”ドライブ搭載の「RD-X7」など4機種を発表 (1/2) – ITmedia  D LifeStyle.

HD Recの仕様

HD DVD製品の製造販売が終了になるということで、関連するHD Recについて調べてみた。

HD Recの記録方法を規定しているのは、"DVD Specifications for High Definition VIDEO RECORDING" (略称HD DVD-VR) という仕様。1枚のディスクにPSフォーマットのVOBと、TSフォーマットのSOBを記録させることができるようだ。

しかし、この略称はミスリーディングだよね。HD DVDだけじゃなくて従来のDVDにも記録できるんだから、DVD-HDVRとでもすればよかったのに。

リンク: DVD FLLC – DVD Format Book.

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HD DVDはなぜ勝てなかったか

いまさら何を書いても後の祭りなんだけど、DVD ForumがHD DVDを勝たせるために必要だった「もしも」を考えてみた。

  1. 規格統一を求めず、ROMだけでも先行して市場に出すべきだった。リードを作ることができれば、対立陣営に付け入らせる隙を作ることもなかった。
  2. 東芝以外のメーカーを取り込むべきだった。HD DVD機器を発売しているのは東芝1社だけなので、消費者にとって選択肢がない状態を作ってしまったのは失敗だろう。
  3. 早期に3層化の道筋をつけるべきだった。最終的に記録密度を上げて51 GBで規格化されたものの、たとえ45 GBであっても早い時期に規格化の方向性があれば、容量が小さいというイメージを与えなかった。
  4. もっとネットワーク機能の活用を進めるべきだった。HD DVDならではの機能としてもっと宣伝すれば、消費者も選択しやすかっただろう。

今から考えると、BDAはどうもDVD Forumをつぶすつもりでいたとしか思えないので、難しかったんでしょうね。身内に敵がいるようなものですから。

ワーナー、BD選択の理由

BDはまだ大容量なだけみたいだね。いつになったらHD DVD並になるのやら。

リンク: ITmedia  D LifeStyle:ワーナー、BD選択の理由.

ただし、HD DVDタイトルで積極的に採用していたインタラクティブ機能に関しては慎重な姿勢を崩さない。「BD-Javaはプレーヤーの機種間で非互換が生じる場合があるため、われわれはまだ積極的に採用を進めることができません。今後、BDへの一本化を行う上で、BD-JavaとBD Liveを活用したソフトを開発していくよう、ノウハウを蓄積していきたいと思います」