SONARでオーディオエクスポート時のディザリングの効果を実験してみたので、公開しておく。
実験の方法は以下のとおり。
- Cakewalk TTS-1のSine WaveでA4 (440Hz) 単音のトラックを作成 (プロジェクトA)。
- プロジェクトAを16ビットディザリングなしでエクスポート (サンプル0)。
- サンプル0を新規プロジェクトにインポートして、レベルを-48dBに設定 (プロジェクトB)。
- プロジェクトBを以下の4つの方法でエクスポート。
- 24ビットディザリングなし (サンプル1)
- 16ビットディザリングなし (サンプル2)
- 16ビットディザリングあり: rectangular (サンプル3)
- 16ビットディザリングあり: triangular (サンプル4)
- この4つを新規プロジェクトに順にインポートして、聞きやすい音量にするため、すべて-10dBにノーマライズ (プロジェクトC)。
実験結果 (プロジェクトC)
- サンプル1は24ビットエクスポートなので、特に異常はなし
- サンプル2はビット数不足で異音が混じって聞こえる
- サンプル3と4は、ノーマライズにより大きくなった高音のノイズが聞こえるが、Sine Waveとしては自然に聞こえる (これは個人差によるかも)
試聴ファイルをダウンロード (アップロードサイズ制限のため192kbps Mono MP3形式で掲載。オーディオエクスポートは16ビットディザリングなし)