以前にも書いたかもしれませんが、ISC DHCP サーバーを使って、DHCP で IP アドレス割り当てを受けている Windows の NetBIOS over TCP/IP (NetBT) を止める方法を紹介します。
まず、dhcpd.conf に以下の設定を追加します。MSFT.release-lease-on-shutdown の行は省略しても構いませんが、後述のように便利なこともあるので記載しておきます。
option space MSFT; option MSFT.disable-netbios code 1 = unsigned integer 32; option MSFT.release-lease-on-shutdown code 2 = unsigned integer 32;
次に、NetBIOS over TCP/IP を止めたいスコープに以下の設定を追加します。
class "MSFT" { match if option vendor-class-identifier ~= "^MSFT"; vendor-option-space MSFT; option MSFT.disable-netbios 2; }
これで DHCP で IP アドレス割り当てを受けている Windows では NetBIOS over TCP/IP が停止します。
追加で以下のオプションも含めておくと、一時的に接続される Windows ホストが多数あるネットワーク環境では、Windows のシャットダウン時に DHCP リースを解放するので IP アドレスが足りなくなるという事態の防止に貢献します。
option MSFT.release-lease-on-shutdown 1;