当方では Docker コンテナーを作成するのに Docker Compose をよく利用しています。これまでバージョン 3 としてきたのですが、 swarm モードを使わないのであれば 2.1 でよいことに今更ながら気付かされました。むしろバージョン 3 だと使えない機能があるので、 swarm の機能が不要ならバージョン 2 系列がベストですね。
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Docker コンテナーに IP アドレスを付ける方法
半分は備忘録ですが、 MACVLAN を使って Docker コンテナーに IP アドレスを付ける方法を記述します。
MACVLAN の設定
/etc/network/interfaces
の記述例:
allow-hotplug eth0 iface eth0 inet manual up ip link set $IFACE up arp off up ifup macvlan0 || true iface eth0 inet6 auto accept_ra 0 down ifdown macvlan0 || true down ip link set $IFACE down iface macvlan0 inet static address 192.0.2.2 netmask 255.255.255.0 gateway 192.0.2.1 pre-up ip link add link eth0 name "$IFACE" type macvlan mode bridge 1 iface macvlan0 inet6 static address 2001:DB8::2/64 accept_ra 2 autoconf 1 post-down ip link delete "$IFACE" type macvlan || true
補足: eth0
は IP 通信に使わないので ARP と RA を無効化しておきます。
Docker ネットワークの設定
コマンド例:
docker network create -d macvlan \ --subnet=192.0.2.0/24 \ --gateway=192.0.2.1 \ --ip-range=192.0.2.128/25 \ -o parent=eth0 \ network-name
Docker コンテナーの設定
コマンド例:
docker container --network=network-name \ --ip=192.0.2.3 \ image …
Dockerfile 中で鍵サーバーから公開鍵の取得を試みるとエラーになる
Dockerfile の中で gpg --recv-keys
を実行して公開鍵を取得しようとすると、エラーになったりならなかったりということがあったので、試行錯誤しながら対策してみました。
原因はおそらく IPv6 で鍵サーバーに接続しようとしたことで、 IPv6 を無効化することでひとまずエラーはなくなりなりました。
今回採用した IPv6 を無効化する方法は、 dirmngr.conf
に
disable-ipv6
を書くというものです。 gpg
のオプションではなかったので、これにたどり着くまでは少し遠回りでしたね。
追記
エラー メッセージはこうでした。
gpg: keyserver receive failed: Cannot assign requested address
Docker にマウントしたディレクトリに作られる root 所有ディレクトリ対策
Docker コンテナーにディレクトリをマウントして何か作業をすると、root 所有のディレクトリが作られてしまうことがある。
そのようなディレクトリが作られても簡単に削除できるようにするのに、あらかじめ次のコマンドを実行してディレクトリに ACL を設定しておく方法が使える。
find . -type d -exec setfacl -m d:u:${USER}:rwx {} \;
Docker Hub レジストリのホスト名は registry-1.docker.io である
どこかに公式の情報がないかと調べてみたところ、 docker tag
の説明に書いてありました。 registry.hub.docker.com も使えるようですが。
もっと探しやすいところに書いておいてほしい。
Docker コンテナー化
本ウェブサイトを Docker コンテナーに移行し、併せてコメント システムも Disqus に変更しました。
AWS Elastic Beanstalk に WildFly を載せてみました
Amazon Web Services に Elastic Beanstalk というサービスがありますので、試しに WildFly を載せてみることにしました。
まず AWS コンソールから Elastic Beanstalk で Create New Application を選択すると、いくつかの構成の中から環境 (Environment) を作成できるようになっているのですが、残念ながら WildFly の構成はないので、今回はお試しということで Docker の構成を選んで Single instance の新しい Web Server Environment を作成することにしました。アプリケーションの選択時に WildFly の Dockerfile をアップロードすることで、とりあえず WildFly 単体の稼働は確認できました。
WildFly の Dockerfile は、http://www.jboss.org/docker/ から入手可能になっていますが、これだけだと自前のアプリケーションが載せられないので、実用的には Dockerfile に何らかのカスタマイズが必要になってきますね。
Elastic Beanstalk の環境を作成した後で、AWS コンソールで EC2 を確認すると新しいインスタンスが作成されていました。また Elastic Beanstalk を使うためにはどうやら Elastic IP も必須なようです (自動的に割り当てられます)。